ジメジメと鬱陶しい梅雨は、体の中にも湿気が溜まりやすくなります。東洋医学の概念で、湿気が体に溜まると、体が重く感じたり、手足に力が入らなかったり、足がむくみやすくなります。 この時期に湿気が溜まったような症状が出たら、汗をかいたり、いつもの食事に少しだけピリ辛い香辛料を足すのも効果があります。 夏至が過ぎた頃からは、遅く寝て早く起きると良いとも言われています。 梅雨を快適に過ごすのを助けるツボは、脾兪(ひゆ)、三陰交(さんいんこう)、膝眼(しつがん)です。 脾兪(ひゆ) 効果・・・水の巡りを調整し、湿気にくくします。 場所・・・背中に有ります。背骨の両脇で、肩甲骨の下の高さとウエストの高さの中間くらいの位置です。 刺激方法・・・肩が柔らかい方は、拳で軽くトントンと叩くように刺激します。手が届かない方は、椅子の背もたれと背中の間に、にタオルなどを丸めた物をはさんで刺激します。 三陰交(さんいんこう) 効果・・・冷房や雨に濡れて冷えたり、足のむくみにも効果があります。 場所・・・足の内側にあります。内くるぶしと、膝のしわの内側の端を結んだ線上で、下から四分の一の高さにあります。 刺激方法・・・手のひらを擦り合わせて暖めます。温まった手のひらで、三陰交を握るようにして刺激をします。 三陰交が温まるまで、擦っては暖めるのを続けてください。 膝眼(しつがん) 効果・・・足が重だるく、膝が痛むのにも効果があります。 場所・・・膝のお皿の下の少し引っ込んだ場所、片足に二箇所あります。 刺激方法・・・指四本を使い、横に摩るように刺激をします。 (ほっとイブニング徳島「健康道場つぼのツボ」で、平成16年5月に放送したものです。) |
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