暑さや疲れで体力を消耗している時、汗をかいたまま冷房のきいた室内に入ったり、朝晩涼しくて寝冷えをしたりと、夏カゼをひくことがあります。 夏カゼに効く”つぼ”は、合谷(ごうこく)、侠白(きょうはく)、大椎(だいつい)です。 刺激感の強いつぼですし、体調が悪い時に強い刺激をすると、余計に気分が悪くなることがありますので、天使のタッチで優しく刺激しましょう。 合谷 効果・・・疲れ目の時にも紹介しましたが、この組み合わせで刺激をすると、ノドの痛みや寒気にも効果があります。 場所・・・手にあります。手の甲側で、親指の付け根と人差し指の付け根の間、人差し指の指先に5mm〜1cm寄った所にあります。 刺激方法・・・親指と人差し指で挟むように刺激します。強く刺激しますと、気分が悪くなりますので、痛みや気持ちよさを感じる手前の強さで、3〜5回押すように刺激してください。 侠白 効果・・・つぼの名前の”白”は、東洋医学では”肺”を表しています。その肺を挟むという意味が含まれるつぼで、呼吸を楽にしますし、吐き気にも効果があります。 場所・・・上腕のにあります。わきのシワの端と、肘のシワの真中を結んだ線の半分より少し上、わきよりにあります。 刺激方法・・・手のひらを使い、わきから肘に向って、ゆっくり、摩るように、力を入れずに天使のタッチで10回程刺激します。 大椎 効果・・・咳や、体のだるさにも効果があります。 場所・・・首の後ろにあります。頭を軽く前に倒した時、首の下のほうに飛び出す骨(第七頚椎棘突起)があります。その骨のすぐ上の引っ込んでいる所にあります。 刺激方法・・・首を軽く前に傾け、指で軽く叩くように5回くらい刺激します。カゼをひいていたり、首や肩が凝っていますと、かなりの刺激感があるつぼです。大椎も、天使のタッチで優しい刺激をしてください。 (カフェあわまる「つぼde元気!」で、平成15年9月2日に放送したものです。) |
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