長時間じっとしていたり、疲れている時、また、飛行機に乗った時など、足がむくんできます。 心臓から足に送られた血液は、筋肉が動く事によって起こる”筋ポンプ作用”で心臓に戻りますが、その作用が発揮できない時、足の血管に血液が溜まります。血管が破裂しないように、溜まった血液から水分が染み出し、むくみが起こります。 そのむくみに効く ”つぼ” は、水分(すいぶん)、足三里(あしさんり)、復溜(ふくりゅう)です。 水分 効果・・・字のとおり、水の調節をするつぼです。 場所・・・おへその直ぐ上にあります。 刺激方法・・・人差し指で、ゆっくりと軽く、3〜5回程度押してください。 足三里 効果・・・何にでも効くつぼと言われている足三里は、「便秘に良く効くつぼ」の時も紹介しましたが、この組み合わせで使うと、むくみに効きます。むくみとともに感じる、だるくて重い感じにも効果があります。 場所・・・膝の少し下で、すねの骨の外側にあります。 刺激方法・・・指4本を使い、円を描くように10〜20秒程度刺激してください。 復溜 効果・・・特に、足のむくみに効きます。 場所・・・足首の内側で、うちくるぶしとアキレス腱の中間に有る「太谿」の少し上にあります。 刺激方法・・・親指を使い、ゆっくりと押すように、少し強めの刺激を3回します。 むくんでいるときは特にですが、内出血を起こしやすい場所ですので、痛くない程度の力にしてください。 (カフェあわまる「つぼde元気!」で、平成15年6月24日に放送したものです。) |
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