デスクワークや勉強、また、立ちっぱなしの仕事など、同じ姿勢を長時間続けたり、重い荷物を持った後など、腰が痛くなったり重い感じがしたりします。そんな症状に効く”つぼ”は、志室(ししつ)、環跳(かんちょう)、承山(しょうざん)です。 一言に腰痛といっても、原因は沢山あります。 筋肉の疲労や外傷性、関節性のものの他に、悪性腫瘍の転移、リウマチ、糖尿病、ヒステリーや心身症等の精神科疾患、泌尿器疾患、婦人科疾患、呼吸器疾患、胃腸疾患など、様々な病気からも腰痛は起こります。 ぎっくり腰や、強い痛み、長期間の腰痛がある場合は、医療機関を受診してください。 志室 効果…腰と背中の引きつるような痛みにも効果があります。 場所…腰に有ります。第2腰椎と第3腰椎の間の高さで、腰の筋肉の端にあります。6月3日に放送した腎兪のもう少し外側です。 刺激方法…腰に手をあてて、親指を使い、おへその方向に、痛くない程度で強めに10秒ほど押し、ゆっくりと力を抜きます。よく効きますので、1〜3回の刺激にして下さい。 環跳 効果…ぎっくり腰の痛みや、股関節の痛みにも効果があります。 場所…おしりの横で、太腿の骨(大腿骨)の付け根の直ぐ後ろに有ります。 刺激方法…手のひらを太腿の骨の付け根を包むようにあて、くるくると回すように、強めの天使のタッチで、10回程刺激します。 承山 効果…こむら返りが起こりにくくなる効果もあります。 場所…ふくらはぎとアキレス腱の境目にあります。 刺激方法…指4本を使い、くるくると回すように、強めの天使のタッチで、10回程刺激します。 (カフェあわまる「つぼde元気!」で、平成15年6月10日に放送したものです。) |
当サイトの著作権は 中野ハリ灸院 が所有しています。
使用されている画像、テキスト、およびソースの無断転用、転載はお断りします。