花 粉 症 の お は な し

 

花粉症はなぜ起こる?

 

花粉症は、アトピー性皮膚炎などと同じ、アレルギー疾患の一つといわれています。

アレルギーは、体内に入った異物を撃退する防御反応が過剰な場合をいいます。

アレルギーを引き起こす原因物質をアレルゲンといいます。

花粉症の場合、スギなど、植物の花粉がアレルゲンとなって、@〜Dに示すような仕組みで症状が出てくるのです。

@花粉(抗原)を吸い込む。

A体内に、抗原に対する反応物質である、抗体ができる。

B抗体が、鼻の粘膜の表面にある、肥満細胞にくっつく。

C再び抗原(花粉)が入ると、抗原抗体反応が起こり、化学伝達物質として、ヒスタミンなどの刺激物が肥満細胞から飛び出す。

Dヒスタミンなどが神経や血管に作用し、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの花粉症の症状となる。

 

 

花粉症の日常対策

 

予防のポイントは、アレルゲン(花粉)への接触を避けることにあるといわれます。
日常生活では次のような点に気をつけましょう。

・風の強い日の外出を避ける。

・外出時には、マスク(花粉を通さない目の細かいフイルターのもの)、帽子、めがねカバーやゴーグル、花粉が付着しにくい衣類、目の粗くない生地のコートなどを着用。
帰宅時には衣服の花粉を払ってから家に入り、花粉を家に持ち込まないようにする。
帰宅後は、洗顔やうがいをしたり、鼻をかむ。

・外で干した布団や洗濯物には花粉がつくので、取り込む前によく払う。

・室内の清掃をし、窓や戸をしっかり閉める。

などの、一般的な対策をまずとりましょう。

 

 

花粉飛散の要注意日

 

・ 晴天または曇りの日

・最高気温が高い日

・湿気が低い日

・やや強い南風が、後に北風に変化したとき

・前日が雨

 

 

花粉症治療

 

シーズンの2〜3週間前から、医療機関で医師の指導のもとに、予防薬(抗アレルギー薬)を使いはじめると、症状を軽くすることができるといわれます。

くしゃみや鼻水などの症状がひどいときは、一般に抗ヒスタミン剤を用いて症状を抑えます。
鼻炎薬や点鼻薬のほか、目薬などいろいろ種類があります。

 


はり、きゅうは、副作用が無く、個々の体質や症状に合せた、オーダーメイドの治療を行います。

 

     

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